町田市の署名-「住民の合意が得られるまで話し合いを続けます。」
今回の「八王子市民の皆様の質問にお答えする会」における行政と市民との対話の成果として、以下の署名が町田市より得られたことが重要な意味を持ってきます。
市が始めて、八王子、町田市の市民との対話の上、施設建設計画を進めていくことを文書で残したのです。
「小山ヶ丘に建設予定計画の容器包装プラスチックの処理施設については八王子,町田市の市民の皆様に誠心誠意対応させていただきます。住民の合意が得られるまで話し合いを続けます。」
2005年12月3日
(署名)
町田市清掃事業部長 鬼頭孝典
施設計画担当部長 高木伸一
清掃総務課長 小関和三
ごみ減量課長 細谷保
清掃工場長 鈴木和夫
市の職員5名による署名
続いて、「八王子市民の皆様の質問にお答えする会」の模様ダイジェスト(午後2時?5時)を2回にわけて紹介します。
注:聞き違いまたは聞き取れなかった発言やその趣旨の間違いはご容赦ください。
最初に町田市鬼頭事業部長から市長が参加できない理由を述べたあと、今回の施設計画に関して約30分の話がありました。
最初、受託公募者を募り、民間委託の説明があり、同様な方法で長野市、横浜市等で実施している点を強調。次に容器包装リサイクル法に定められた方法で処理方法を処理フロー図を参考に説明しました。
ごみ処理フロー図
要点は下記の通りです。
?圧縮処理はリサイクル法で定められた方法である
?資源化するためにはどうしても必要な処理である
?収集車として天然ガス車を利用予定
?年間6300トンを処理で、1日平均20トンとなり10台の収集車が1日5回の収集を行う
施設の環境対策として、廃棄物の法律に基づいて行う。
環境対策の調査項目は東京都の指導に準じて、臭気、排水、騒音、振動、粉塵、交通など行う。
説明する鬼頭事業部長
次に四季の丘自治会および南大沢連絡協議会からの質問に答えました。
以下の回答はほとんど市の広報誌「ごみ資源化特集」で記載されています。そこで広報誌にない情報をここにピックアップし、回答を記載します。
○ 民間で行うのは誰が発案し、誰が審議したのか?
民間で行うことになったのは組織決定(清掃事業部)で、最終的に市長決済となった。
市議会のほうでは、議案として審議していない。報告は町田市都市環境常任委員会に行う。(注:2005年12月13日(火)に都市環境常任委員会で、今回の問題が審議されるようです。)
○ 安全であるとする理由を説明してほしい
環境保全を考えて計画している。近隣住民の健康に被害するようなものであるならば、実施しない。同様な施設では杉並病のようなものは発生していない。また、環境基準のデータには大幅に下回っている。その論拠として、資料のデータの一部を説明。
大阪の寝屋川市の廃プラ処理施設計画は専門委員会の報告が今年の3月に出され、周辺環境に影響がないと報告があった。これはサイトでも報告されている。その結果を踏まえて、今回の施設は環境に影響がないと判断している。(注:後の質疑応答時の参加者から、このデータが平均値を取ったものである点や2月の本データと8月のデータでは値に著しい差がある点などデータ不備の指摘がありました)
市が使ったデータ
この次は、今回のハイライトとも言える、「住民の合意が得られるまで話し合いを続ける」旨を文章に書き留め鬼頭部長はじめ出席者計6名の署名を得るに至った質疑応答を紹介します。
- [2005/12/04 10:49]
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