11月13日の廃プラ問題市民の会-主婦のパワー
前回の廃プラ問題市民の住民集会(11月13日の)の様子を写真で報告しましたが、翌日会の会合がありましたので参加しました。
そのときの住民集会の結果報告は、公式サイトで紹介されていますのでそちらをご覧いただくとして、今回は会合で印象に残ったいくつかの報告を紹介します。
○ 町田市小山連合会の動き:小山市の廃プラ施設に対する運動・活動は、市民の会とは別の独立した動きを当初から見せていましたが、ここに来て反対運動をしている住民グループと連合会の動きに乖離が見られるところがあるという報告。御嶽堂は町内会で唯一反対運動を決議した町内会ですが、他の町内会とは温度差があり、意見や考えが必ずしも同じではない。また、連合会と町田市とのこれまでの協力関係もあり、表立って反対を表明することはなかったが、11月19日の町田市開催の住民に対する説明会(小山が丘中学校 午前10時より)を前に、小山連合町内会会長名義で至急回覧「重要な計画は、市民が参画し実現に向かう。」というビラが配布されたとの報告がありました。このビラの内容に関しては、市民の会メンバー間において趣旨の理解に苦しみました。まるで推進しているかのように捉えることが出来る内容です。
注:10月20日に町田市市長に提出された施設反対の署名約13026名のうち約7800名の署名は小山町からのものでした(その後22日に1489名の追加があり合計14515名の署名となりました)。
○ 他の廃プラ施設が相模原市でも近く操業開始:相模原市は、2006年10月から全市を対象とした廃プラスチックの回収を開始し、廃プラスチック圧縮処理を宮下(清和サービス)と田名塩田(ジーエー・リサイクル)の2箇所で本格稼動する予定。相模原市宮下の施設から1km以内には町田市の田端、町有、片所、御岳堂が含まれ、南大沢も3km内に一部の地域が入ります。詳細はこちらでレポートされています。
最後は明るい話しとなりますが、主婦ネットワークによる住民集会協力に関するレポートです。
つづく
昨晩の会合は、報告および今後の対策で、議論が深夜12時を回り、私も家に着いたのは12時40分ほどでした。
市民の会には多くの女性参加があります。しかし、集会そのものは夜が多いので、夕食の準備などでなかなか夜間の会合には主婦は参加できません。そのため、主婦ネットワークの活動はむしろ、昼間が中心となっています。
13日の住民集会でも多くの主婦のボランティアの参加が見られました。私のマンションの仲のよいお隣さん一家も朝10時から家族4人でビラの準備を手伝っていました。
集会入り口あたりで手伝うボランティア
主婦ネットワークの活動は、市民の会の会合に出るのではなく、学校などを通じて運動の輪を広げる、ビラを配布するなど、地域の密着した活動になります。本サイトでいくらビラ配布の協力をお願いしても、主婦ネットワークの携帯一本の依頼には敵いません。
彼女たちは草の根運動として、今回の住民集会を成功に導いた影の功労者です。また興味深い点は、何をすべきかという指示を市民の会から得たほうが動きやすいという発言でした。この意見を参考に、市民の会と主婦のネットワーク間に連絡網を構築し、協業していこうという結論になりました。
TBSの一主婦へインタビュー
最後に11月20日(日)午後7時から都立大学 人文学部 1階142教室において、市民の会の公開集会が予定されています。参加に関しては、公式サイトの案内をご参考ください。
- [2005/11/15 22:42]
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コメント
ひとりひとりができること
この運動を牽引して下さっている有志の方たちに感謝しています。
今日初めてこのBLOGの書き込みを読んでみました。そして、仲間同士で誹謗し合っているような書き込みがあるのを見て、ため息をついてしまいました。そして、これから先のことを考えて、ちょっと心配になってしまいました。
大勢の人が集まって何かことを起こそうとすれば、意見の相違は必ず出てくるでしょう。建設地からの距離や、把握している情報の質や量、年齢・家族構成…諸々の条件で、見解の相違があっても不思議ではありません。そんな住民を纏めていくのは、大変なエネルギーを要します。リーダーシップを執っている方たちは、その上、戦略作戦を考案実行しなくてはならないのです。自分の意見や提案を自由に発表できることは大切なことで、おおいに議論を交わすべきですが、運動の中心になって頑張って下さっている方たちの途方も無いご苦労を考え、協力すべきことは協力する姿勢も大切です。住民を引っ張って、長丁場になるかもしれないこの問題を解決していこうという体力気力を、どれだけの人が持っているでしょうか?独断的に見えるとしても、彼らは、誰かがしなくてはならないことを引き受けてくれているのです。自分にそれが出来るかと自問してみることも大切です。
13日に配られたチラシにあった、東大の環境工学科の論文をダウンロードして読んでみました。化学物質の汚染というのは、とても恐ろしいものだと思いました。知人の知人に化学の研究者がいるのというので、プラスティックの圧縮について聞いてもらいました。その危険性は、専門家の間では周知のようです。この問題は、過去の事例だけで判断できることではなく、未知の化学物質がどのように人間に作用するかわからない、という点にもあるようです。遺伝子組み替えの食品が、人間のDNAにどう作用するかまだ明確にはわからない、ということに似ています。しかし、いずれにせよハイリスクを伴うものであることは確かなようです。その未知の問題は、町田市にもわからない筈です。
私たち個人個人に何ができるでしょうか?
まず、廃プラ処理についての基本的な知識を得ることではないでしょうか?きちんとした認識があれば、過度な扇動にも乗らずに済みますし、また、根拠のない楽観論に与することもないでしょう。情報がないと、誰かのせいにするのではなく、ネットでも図書館でも手近なところから、一人一人が情報を獲得する努力が必要ではないでしょうか?
『もし私がそれをしなければ、だれがするのだろうか。
しかし、もし私が自分のためにだけそれをするなら、
私は何であろうか。
そして、もし私がいましなければ、いつするのだろうか。』
フランクルの本の中で見つけた言葉です。まさに、いま、心に沁みる言葉でした。
失礼しました
本文に記載されています「ビラ」について、正式に回覧されています。
スキャンしたものをアップしています。リンク先の「回覧」をクリックしてご覧下さい。
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/gogohavenjp/lst?.dir=/%b8%f8%b3%ab%a5%c9%a5%ad%a5%e5%a5%e1%a5%f3%a5%c8&.order=&.view=l&.src=bc&.done=http%3a//briefcase.yahoo.co.jp/
--回覧--
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回覧
本文に記載されています「ビラ」について、正式に回覧されています。
スキャンしたものをアップしています。
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