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多摩市廃プラ問題 その後 多摩エコプラザの説明会レポート 

多摩市廃プラ施設建設問題(平成20年4月から作業開始予定で、エコプラザ多摩の施設拡張はない)が、隣接する川崎市はるひ野の住民を中心に反対運動が活発になってきているようです。一昨年と同様なことが同じ多摩ニュータウンで起こっているのは不思議に思えます。やはり行政側の対応のまずさ(特に川崎市側住民への情報公開の遅れ等)が、住民側の反発をより大きくしているように感じます。
2月25日の多摩市の説明会を契機に、メールやネット上で書き込まれた情報を整理して、多摩市の廃プラ問題の近況をお知らせします。
(情報元の使用を許可とったものを中心にまとめましたが、BBS等は書き手がわからないため、参考資料として利用させていただきました。)

2月25日の多摩エコプラザの説明会

推定600名以上の参加者があった説明会では、市側が用意した席では足りず、大勢の立見が出ていました。町田市の場合は1000名を超えていましたが、施設近接住民の数を考えると、施設の近隣住民の関心の高さがわかります。しかし、訪れた人たちは川崎市の住民の方が多く、多摩市の住民は「はるひ野からのビラで初めて知った」という人もいたそうです。
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エコプラザ多摩と川崎市の造成住宅地 2年前くらいの衛星写真です。施設は諏訪小学校と中学校が隣接しています。

渡辺市長、田村助役以下、他関係部署の幹部が出席した点は、多摩市側の真剣さが感じられます。しかし、具体的な施設建設計画の説明より、ごみ・環境問題への多摩市の取り組みについて、地球温暖化といった観点から説明を始めたのは、住民側の問題意識に対して行政側の問題意識の乖離が感じられます。

多摩市は、プロジェクターを利用して、廃プラスチック中間処理施設について分かりやすく説明しました。ただし、その趣旨は、「容器包装リサイクル法対応の必要性」、「圧縮後発生する化学物質を活性炭フィルターにて除去可能」、「定期的に調査を実施、結果は公式HP等で公開する」といった必要性と安全性を強調するもので、住民側が納得できる説明ではないようでした。この説明方法も町田市の説明会と同じで、いくら安全面を強調しても、廃プラ施設は、建設そのものを反対する住民が市の計画変更を訴えているのであり、根本的に住民と話し合いながら計画を練っていかないといつまで経っても平行線のままだと思います(現在、町田市は行政と住民が話し合いの場を持って、ごみ処理問題にあたっている)。

また、市は「作業者の健康調査により健康被害が認められた場合や、基準を超える有害物質が発見された場合、運転を即時休止し安全対策を実施する。」と発言しており、危険性の可能性を認めた発言もしています。

参加者の怒りを買った質疑応答

さて、出席した住民が最も待ち望んでいたのは、質疑応答による多摩市の見解を知ることです。市側から司会進行役を立て、参加者は一人一回という制限付で質問し、市の担当者が回答するという、町田市の説明会を研究したのか、混乱回避を狙った方法を取りました。参加者からの印象では、一人一回の質疑応答方法は、問題点が継続的に議論にならないので、住民側の質問や意見に対して、納得のいく説明に至らない「不毛なやりとり」に陥ったというものでした。その結果、混乱を避けるためにとった質疑応答方法が、かえって参加者の怒りを買い、途中から参加者の怒号があがり、一昨年10月23日の町田の説明会と同様な雰囲気になってしまいました。

参加者の中には廃プラ施設から排出される化学物質の問題に精通している人も参加していましたので、施設の安全性に関して、さまざまな質問や指摘が出されました。その中でも、多摩市が、
「杉並とは違う」
「活性炭で90%除去できる」
「他の施設でも健康被害は出ていない」
という回答は、町田市のケースと全く同じで、つまり安全面に関しては絶対ではない点を証明したようなものでした。結果的には、多摩市は「確かに100%の安全は保証できない。ただし、可能な限りの対策を尽くす」という、半ば開き直りのような回答に至り、参加者の失望感を誘ったのは想像できます。

多摩市の回答のなかでも特に、隣接する川崎市側の住民の怒りを買ったのは、「審議会に市民も参加しており、また500m以内の住民には説明会を実施したので、理解は得られたものと考えている」とし、隣接する市の住民に対しては、「多摩市は特に責任を負わない」という見解ではないでしょうか?行政区が違うにせよ、はるひ野の住宅地はエコプラザ多摩から目と鼻の先です。ここに新居を購入して越してくる人たちの心情を無視するような発言は、この問題がこの先さらに大きくなってしまうことを予感させるものでした。

川崎市も環境局公害部住民の要求に応えて、多摩市に質問・申し入れを行っています。

○ 住民説明会では、十分な理解を得られるよう説明すること。
○ 当該計画に関わる情報をホームページにより公開すること。
○ 川崎市側の周知の範囲を半径500mではなく、はるひ野地区全域にすること。
○ 説明会の開催については、必要と思われれば追加開催すること。
○ 住民から要望があればセンターの見学ができるよう対応すること。

川崎市民の感情としては、どなたかがコメントしたように「“エゴ”プラザ多摩になって欲しくない」ということです。それは、施設の安全性を強調する前に、隣接する住宅地の川崎市民側への情報を必要最大限開示し、その安全性に対する責任を持てない限り、施設の建設を進めないことが、市長が発言した「住民の合意を形成していく」本当に意味ではないかと思います。

多摩清掃工場における廃プラ処理

すでに、小田急線唐木田駅近くの多摩清掃工場では、廃プラ処理は行われています。
http://www.tama-seisokojo.or.jp/sodai_02.html
ここの施設が近接住民に問題視されていない、また、被害も出ていない点をみると解決のヒントがあるような気がします。まさか秘密裏に廃プラ処理を始めたわけではないでしょうから、住民との対話を軸に進めていけば、少なくとも前回の町田市のように大反対運動には発展しないでしょう。
20070226151105.jpg
多摩清掃工場の廃プラ処理は「20. プラスチックコンパクタ選別したプラスチック類は、運搬しやすいように圧縮し、コンテナに積み込みます。」と説明されています。

有志による「廃プラスチック中間処理施設の安全性について」の発行

最後に、2月25日の説明会のとき、廃プラ施設の安全性について研究された冊子が頒布されていました。以下冊子の紹介ですが、下記へ連絡すれば入手可能とのことです。

1.廃プラスチック中間処理施設の安全性について

2.2007年2月15日発行

3.著  者  渡辺 司

4.発  行  町田市廃プラ対策協議会

5.事務局   sima4317@plala.to

6.頒布価格   200円

20070228151938.jpg
廃プラスチック中間処理施設の安全性について

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コメント

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読売新聞記事に関して

Tさま

コメントありがとうございます。
記者とは面識があり、BLOG掲載も話してあります。
彼の活躍に期待するところがあります。詳細は書けませんが、記者の努力には理解を示しているつもりです(こう伝えれば記者はピンとくると思います)。
今後とも気軽にコメントお願いします。継続する動機になります。

廃プラ問題

りささん
はじめまして
そしてようこそ南大沢へ

エコプラザ多摩の廃プラ問題は、ニュータウンの一住民として、私だけではなく、町田市の廃プラ問題に関わった人たちが心を痛めています。
多摩市の行政は評判がよく、住み良い街なので、住民と行政の関係もよいと思います、しかしながら、多摩市に隣接する川崎市側の住民の対しても今回の対応は、市のエゴを感じます。

「自然環境が気に入ったから」というのは、この南大沢の住民もよく口に出すことです。しかし、この自然環境は1度破壊すると戻すのは困難です。

廃プラで自然破壊が進むとは断言できませんが、近隣住民にとっては歓迎できない施設であるのは事実ですね。

これからも宜しくおねがいします。

廃プラ問題

現在はるひの在住(はるひ野賃貸)、5月に南大沢に引越しをするりさと申します。はじめまして。こちらの情報を参考にさせてもらってます。

私は昨年子供を出産し、自然がいっぱいの中で子供を育てたいので、はるひ野付近にマイホームを購入検討していました。ということでエコプラザ多摩の説明会にはもちろん行きました。「あくまでも説明会であり、討論会ではない。決定事項しか申し上げられない。」というような姿勢に愕然としました。

結局この問題で気に入っていたはるひ野は諦め、予定を変更し南大沢に移る決心が付きました。

しかしはるひ野に分譲組は、ほとんどがこの1年以内に購入しています。6歳児迄の子供が非常に多い住宅地です。誰に聞いてもこの自然環境が気に入ったからという人ばかり。土地の価格帯もかなり高いほうだと思います。
この人たちはもう動くことは難しいでしょう。あの説明会で憤りを感じないほうがおかしいと思いました。

エコプラザは多摩の施設で、ゴミも東京都のゴミなのに、被害をうける風下はすべて川崎市と稲城市。やり方がエグ過ぎると思いますね。

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